先人の偉大なる知恵
「もしあなたが探しているものが引き出しなら、残念ながらここにはありません。『発想の引き出し』を増やしたいのなら他の方法を考えましょう」私の上司がこんなことが書かれた紙片を持ってきました。
毎年この時期私の職場は、新年度に向けて様々な作業をします。引越し屋さん、ペンキ屋さん、大工さん、芸術家など等、様々な役を自分たちがこなしていかなくてはなりません。前述の紙片は2004年、この時期の日付が入れられていました。筆跡を検める必要もなく、書き残したのは私です。
一昨年前の作業の中で、どういう経緯か忘れてしまいましたが、命を受けて私が「引き出し」を本体と引き出しに分けて倉庫にしまいました。その時、「来るべき未来」に向けてメモを残していたようです。肝心のメモには、「引き出しの在り処」は記されていませんでした。しかし、そのメモを見た上司は、「ここにはない」ということを即座に理解して、無事に引き出しを探し当てたそうです。「書いておいてくれたお陰で助かった」と大喜びでした。・・・確かに書いた覚えはあるのですが、なぜ本体と引き出しを分けてしまうことになったか等の経緯が思い出せません。日々続く作業の中、半ばやっつけ仕事的にしてしまっていたようです。喜んでくださった上司には申し訳ないのです。
記録は残しておくものです。出来れば記憶とともに。
本日の自転車走行距離 35キロ
今日であったねこ 9
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