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2005年10月 1日 (土)

TO BOLDLY GO.

6時起床、7時出航、目指すは富士スピードウェイです。本日は都民の日で休日となりました。11月に「富士チャレンジ200」という自転車のイベントがあります。それに出てみようかと密かに計画中。現地まで電車で自転車を分解して袋詰めにして運ぶ『輪行』は、正直面倒です。御殿場ならそう遠くはなさそうなので、往復は自走してイベント参加というのはどうかなと。まずは下見、日帰りで下見。というわけで出発です。

7時半出航。30分ほど遅れましたが、まあ気にしない気にしない。国道16号線、途中で抜けて大和に出ます。そこからいつもの境川のサイクリングコースです。境川のほとりの公園で小休止です。今回は1時間おきに小休止とエネルギー補給をします。ゼリーとカロリーメイトです。ここまで19キロ。

境川を下流に向けて。長後街道と交わる所でサイクリングコースを出てこの道に乗り、伊勢原を目指します。相模川を越えたところで2時間経過、小休止です。37キロ。川原に仮設トイレがあるので利用しましょう。今回わりと行く先々にこうした簡易トイレがあったので助かりました。毎回あるわけではありません。そうした時は、大自然と一体ということに。

3時間経過して、伊勢原に着きました。この1時間はあまり距離が稼げませんでした。向かい風もあって、そのせいか妙に疲れます。補給食も効き目がないようです。ここらで引き返そうかと思いました。自転車の旅は、自分で全てを決められます。一応目的は立てました。けれどしなくても誰にも何も言われません。「どうしようか・・・」と思っているうちに『ダイエー』が見えてきました。休憩をかねて、買い物に寄ることにしました。パンとコーラ、それにゼリーを買い足しました。コーラはカロリーが高く、消耗の激しいサイクリングでは、手っ取り早い補給食になります。ダイエーオリジナル『セービングコーラ』なら140円!2本買って一気に飲み干しました。ここまで45キロ。

国道246号を走り、秦野に入りました。地図の通りに坂道が始まりました。地図と現実が同じということにこれほど失望した経験はありません。ギアを軽くしてひたすら登ります。坂が続いたからか、日が高くなってきたからか、暑くなってきました。出発してしばらくは風が冷たく、「半袖は失敗だったかな」と思っていましたが、ズボンのすそも外してしまいたいくらいの暑さとなりました。気温が上がったからか、『コーラ』が利いてきたせいか、元気が出てきました。水無川を越えたところで4時間経過。ここまで58キロ。水無川、覗いてみましたが、水はあります。流れていました。川原に下りて、少しだけ水かさを増やしてきました。

松田に着いたら、食料と飲物を買っておこうと思っていました。あら・・あら・・あらら・・・と思っているうちに246号線は、何というか高速道路のようになってしまいました。『自動車専用!!』という感じの道路となって、ひたすら進むしかない状態が続きました。巨大なトラックが次から次へと来るし、トンネルはあるし、「他のルートを取りたい」と思って回りを見渡しますが・・・道がこの他にない。眼下に御殿場線の線路が見えるだけです。エライ所に来てしまいました・・・。高速道路のような道をどうにか抜けました。そこにコンビニがあったので飲物の補給と小休止です。北清水橋という所。5時間経過、74キロ。

他に道はないので246をこのまま進むしかありません。帰りは同じ道を辿るつもりでしたが、御殿場から箱根を越えることにします。もうこの道には来たくありません。嫌いです246!「にいよんろく」と声に出して言うと、2の倍数じゃないですか。この数字の組み合わせは割り切れるので、小学生の時好きでした。でも今は嫌い。自動車優先の道は割り切れない。『割り算マスター』への道は遠く険しそうです。しばらく行くと246が高架橋のようになっています。このまま入ったらまたいつ出られるか分りません。下の県道を行くことにしました。車は次々と空へ上がっていきます。さようなら。下から見上げると『5%』の坂道表示が見えました。行かなくて正解でした。この道を辿っても御殿場に20キロ弱で行けるそうです。20キロ・・・まだ2時間近くかかりそうですね。小山町役場を過ぎた所で『足柄峠』への案内板を見かけました。この看板を見た瞬間、予定変更の決意をしました。自走での『チャレンジ富士200』への参加はかなり難しそうです。イベント参加はどうするかはまた考えるとして、今日は足柄峠を越えて帰ることにしました。5時間半が経過した時のことでした。鮎沢川、おもあい橋、84キロ。

足柄峠へ。ひたすら登りです。峠なので仕方がないことですが、それにしてもきついです。そして坂道の長いこと長いこと。一番軽くしても直ぐにバテてしまいます。少し登っては休みを繰り返しました。

私のはロードレーサーという種類の自転車です。変速ギアが30段もついています。「オレは柔道三十段!」といえば向かうところ敵無しの強さという感じですが、「自転車30段」ではそうもいきません。全ては乗り手の体力、気力にかかってきます。足をついては水筒の水を飲みます。

今日は久しぶりに暖かな陽気になったせいか、蛇が這い出してきたようで途中何匹も自動車に引かれていました。アスファルトの上で最後を迎えるのはあんまりなので、しっぽを掴んでやぶの中、土の上へと放り投げてやりました。ひかれたばっかりという瀕死の蛇先生もいましたが、どうすることも出来ず、「今日は死ぬにはいい日だ」と声をかけて土の上に。野生動物にとってこんな無意味な死に方もないでしょう。ひいた方は命を奪ったことにすら気がついていないでしょうね。自動車のばか。

『誓いの丘』という所でちょうど6時間経過。90キロ。岩の上に寝転がって長めの休憩。『誓いの丘』とは新田次郎の文学碑のある所だそうです。しかし説明文、読む気にもなれず。

登りはもう終?と思ったのは甘かった!勾配は緩やかだけど、更に登りは続きます。ようやく『足柄峠へ0.9キロ』という看板。『0.9キロ』という表示が嬉しいですね。『1キロ』より遥かに少ない感じがします。100mも!足柄峠に到着。『峠』とは頂上のことをいうの??お地蔵様がたくさん並んでいます。ここ・・・以前に来たことがあります。思い出しました。その時は、自転車でここを走ってみたいなどとは思いませんでした。まして走る日が来るとも。不思議な縁を感じました。ここで7時間経過。90キロ。

あとはひたすら下りが続きます。嫌というほど続きます。本当、途中で飽きましたし、ブレーキかけっぱなしなので手も疲れ、登りとは別の理由で休憩しました。下界に降りてきました。酒匂川を探しましょう。酒匂川には『青少年サイクリングコース』なるものがあり、それを下流にたどると国道1号線と出会えます。酒匂川発見。8時間経過、ここまで105キロ。

酒匂川を下り途中道を間違えながらどうにか国道1号に出ました。峠ではあんなに疲れていたのに、1号に出ると「まだまだ走れる」という感じでスピードがのります。知っている道への気安さからでしょうか?二ノ宮を通過した所で9時間、125キロ。

相模川を越えると海岸沿いにサイクリングコースが江ノ島まで続きます。景色は好いし、車は来ないし、私の好きな道です。サイクリングコースに入ろうとすると、ねこがいました。7つもいました。ねこ好きのおばさんが、ねこにえさをあげていました。だからこんなに集まっていたんだ。ねこが4つ、ご飯を食べていました。声をかけると不敵な面構え、『ギロリ』と睨まれてしまいました。「全部オスだ」おばさんの足元にまとわりついている2匹は多分メス。ただひとり、オス共が食べ終わるまで草むらでじっと見ているのは新参の若ねこのようです。『海岸通りのねこおばさん・ねこ7つ』と命名。海沿いではねこの姿を多く見ます。『うみねこ』です。潮風にあたってもかわいいねこは、やはりナメクジとは違う生き物です。峠のサイクリング、登りで苦労するということを除けば唯一の欠点が、ねこの姿を見ることが少ないことです。私はそう思います。江ノ島の手前で10時間、145キロ。

山を越えて大船に出ます。いつもは躊躇する坂ですが、足柄峠越えに比べたら、屁みたいに楽です。たくさん出ました。大船に出たところで11時間経過、154キロ。「自転車30段の実力を見よ!」とはいうもののやはり疲れます。

鎌倉街道を通って弘明寺という所に行きます。当初は来た道を戻るつもりでいたのでここには来ないはずでしたが、「みうら湯」とうスーパー銭湯で旅の疲れを流してから帰ることにしました。食事も出来ます。食事と共に血中に5%ほどアルコールを混入。ここまで166キロ。

この町は私の馴染の場所。夜の小学校を眺めながらゆっくりと帰宅しました。全行程178キロでした。

当初の目的の下見は出来ませんでしたが、まあこれも良しです。

本日の自転車走行距離 178キロ

家を出てから帰るまでに見たねこ 14

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